トップ・ガン　マーベリック（TOP GUN MAVERICK）

トップ・ガン　マーベリック（TOP GUN MAVERICK）を観てきました。

言わずもがな、トム・クルーズ主演の1986年公開の『トップガン』の続編です。
US Navy 戦闘機搭乗員養成機関「トップガン」伝説のパイロット、マーベリックが、超難題の大事成し遂げるべく教官となり、Best of Bestの訓練生たちに訓練をする。
束縛された過去の記憶。様々な想いが織りなすエモーショナルで胸熱なドラマ。
満を持して映像となった戦闘機のスカイアクションも超ド級！の映画です。

【感想】

のっけから、続編として活かされた画たちがてんこ盛り。
思い出の写真の数々と、レイバンのサングラスとG-１の革ジャンを着たマーベリック。
(かつてTOPGUN公開後、日本中でMA-1が流行りました。はい、ワタシも買いました。)

ジェット機が空を飛び、マーベリックがKAWASAKIにまたがり並走するシーンに
「ああ、TOP GUNだ！」と胸熱くなる。

（そのあたりで、マーベリックの背中を追うようにカメラが回り込み、一直線の道路を走り去るシーンがあるんですが、背景は動けど、定点で捉えられたバイクに乗った彼だけが止まって見えるんです。あれは、意図的で、マーベリックの心はまだ過去に残されたままだと言いたかったんでしょうか？誰か同じ感想を持った方いませんか？）

ストーリーは、
わからず屋の上司がいたり、パイロットや家族それぞれの背景が見え隠れするけれど、
あえて焦点を当てずサラリと流して、終始マーベリックに観客の集中させてくれた。
それが、功を奏したのか、話の内容は終始わかり易かったです。

前評判のとおり、航空シーンは、圧巻！”手に汗握る”そのものでした。
鑑賞中、映像が「CGにしては太陽光が自然すぎるよなぁ。一体どうしてるんだろう？」と不思議だったんです。
眩しさ、空の近さ、機体の中での顔の映り込みが、本当に自然。
鑑賞後、調べてみたら
監督ジョセフ・コシンスキーは、俳優陣自ら、戦闘機に乗り込ませ訓練をし空に送った。そして、戦闘機にIMAXクオリティカメラ6台を搭載して
撮影に臨んだそうだ。びっくり仰天。いやー、さすがです。

トム・クルーズの辞書には、Impossibleという文字は、無い。
そんな感じ。やりよるなあ、お主。。。です。

『愛と青春の旅立ち』では、アメリカ軍の撮影許可が下りなくて、その後『TOP GUN』で許可がおり、空軍の戦闘機を使ってリアルな戦闘シーンが忠実に描かれたことは有名な話。
本物のF-14トムキャットがソ連のミグを撃ち落とした（映画で！の話です。）んだから、そりゃもう。。。そして、本作は、その続編！

・・・もう皆まで言うな、ってことですな。

本作は、前作を観てからどうぞ、とも言いたいけれど
ともかく、映画館で観てほしい映画です。
期間内に前作鑑賞が間に合わない場合は、ネットで前作のネタバレ感想でも読まれて。
それも間に合わない場合は、観ていなくても楽しめますので、
ともかく、映画館で観てほしい映画です。
どデカいスクリーンとIMAXなどの音響設備がご自宅にあれば、ご自宅でどうぞ。

【キャスト】

マーベリック役はトム・クルーズピート・マーベリック・ミッチェル海軍大佐。
数ある代表作の中、トム・クルーズを一躍有名にした役とはいえ、彼だからこそ成しえる、”マーベリック”です。リアルな演技にこだわった、映画史上例のないトレーニングをやってのけた。ワタシ、年近いんだけどっ！A18に乗っちゃうんだよな。。すごいわ！
アイスマン役はヴァル・キルマー
彼が出演してくれたことで、過去をインスパイアーさせ、過去と現在を、スクリーンの中で線で繋げることができた。感謝とともに、お身体ご自愛いただきたいと思う。
（トムもジェリー・ブラッカイマーも、アイスマンＴシャツを着た彼を見逃さないでくれてよかったー）
ヒロインのペニー・ベンジャミンは、ジェニファー・コネリー
こんな風に歳重ねたかったわあ!と思った。美しい。
前作で、マーベリックとグースがGREAT BALLS OF FIREを歌ってたクラブで、グースの奥さんであるキャロル（メグ・ライアン）が話してた時に、ちらっと名前が出てた女性なんです。
確かに、役的に”元カノ”ではある、か。。。
若手、めっちゃ（身体張って）頑張ってました。
グースの息子役にルースターにマイルズ・テラー
 アイスマン２みたいなハングマン役は、グレン・パウエル
憎めないやつボブは、ルイス・プルマン。（お父さんにそっくりね。）
紅一点のフェニックス役のモニカ・バルバロ。
彼らもA18に乗っちゃった（というか、トムが乗るんだから、乗らざるをえないか。）