Puka

映画や音楽など。思うところ思うまままに。

ゴジラ - 1.0

ゴジラ - 1.0 「どんなゴジラだろう?」と興味津々観てきました。

監督: 山崎貴
撮影: 柴崎幸三(ALWAYS 続・三丁目の夕日など)
VFXディレクター - 渋谷紀世子[白組](ALWAYS 続・三丁目の夕日, アルキメデスの大戦など)
製作: 東宝、 ロボット、 TOHOスタジオ
シアター: TOHOシネマズ ららぽーと門真

爆発的ヒットした「シン・ゴジラ」とはあきらかに違った視点の今回の
"呉爾羅(ゴジラ)"。

ただの怪獣映画でも戦争映画でもない、
良い意味での山崎監督のALWAYS感。

戦禍の跡の荒廃した焦土と化した中で荒む心と喪失感の中で生きる人々。
生きたいと願い、反して願う事への罪悪感も合わせ持つ人々。

戦争という生と死が極限まで表裏一体であった時代に
戦争の傷跡に抗い苦悩する人々が、それぞれの心の傷がゴジラと戦う中で、
苦悩し、少しずつ救われていく様が描かれている。

戦闘シーンでゴジラを倒すことに手に汗握る映画というより、
映像だけでなくそれぞれの”生”の重さや心情を想像させて、
観ているほうを熱くさせていく映画だなと感じました。

 

  • ゴジラのフォルム
    今度のゴジラは、顔もフォルムもカッコ良い。
    ゴジラが振り向きざまにビルを手で払い壊すシーンのスピード感。
    恐怖感が増す鋭い眼光。
    ワタシの中では、メカゴジラゴジラゴジラのフォルムが一番でしたが
    抜きましたね。

  • VFX
    全体通して、わざとVFXだとわかるように仕上げているように思ったのだけど違うかな。。?

  • キャスト
    主役の敷島浩一は、ワタシが日本で一番好きな俳優 神木隆之介さん
    どうしてこんなに感情があふれ出る演技ができるのだろうなあ。
    吉岡秀隆さんも安藤サクラさんも、俳優陣に抜かりなし。
    橋爪功さんのカメオ出演も、マイッタ!

また何年後に、きっとまたゴジラを題材とした映画が出てくるんだろうけれど

こんなに人間の心を描いたストーリー性のあるゴジラは初めてだったかもしれません。

あと、ラストシーン。
気になりましたよね?
ここを彼女を(あら、ネタバレw)どう捉えるべきか❓
と、ずーっと考えながら帰宅したことも寸評に付け加えておきます。


 

【公式サイト】映画『ゴジラ-1.0』公式サイト

godzilla-movie2023.toho.co.jp


最後まで読んで下さってありがとう。
Thank you for reading my page.
🍀Katharine

 

Pencil Drawing - 鉛筆画 - 小林未奈さん

たまに「鉛筆画」を描きます。そう鉛筆だけで描く絵(わざわざかかずとも笑)。

これが奥深い。まだまだ発展途上の趣味というにはおこがましい。
根気がないからたまにしか描かないけど、好きな事であることには間違いない。

題材は、ほぼほぼ Liveで歌うアーティスト。
この日は、シンガーソングライターの小林未奈さんを描いてみた。


この絵は、彼女が手越祐也さんに楽曲提供した「ドラキュラ」

手越祐也 / ドラキュラ【手越祐也 LIVE TOUR 2023「CHECKMATE」】 - YouTube

を歌っているところを描いてみた。お団子頭がなんともかわいかったのよね。。💕

youtu.be

小林未奈さんといえば。
とても小柄なのにパンチがあって、なおかつハイトーンでクリアな歌声の持ち主。
コロコロ笑う明るいのではあるが、時に、いや、サザエさんに匹敵するぐらいのおっちょこちょいでもある。
そんな彼女の作る歌は、とてもすなおで繊細で。
彼女が手越祐也さんに提供した楽曲でシナモンもとても優しい。
甘くささやく手越君の声にぴったりの、大好きな曲の一つ。

youtu.be

 

鉛筆画からMusicに話が飛んでしまったけれど、

もっともっとメジャーになってほしいと思うアーティストの一人

小林未奈さんを鉛筆画で描いてみた

という話。

最後まで読んで下さってありがとう。
Thank you for reading my page.
Puka (Katharine)

 

トップ・ガン マーベリック(TOP GUN MAVERICK)

トップ・ガン マーベリック(TOP GUN MAVERICK)を観てきました。

 

言わずもがな、トム・クルーズ主演の1986年公開の『トップガン』の続編です。
US Navy 戦闘機搭乗員養成機関「トップガン」伝説のパイロット、マーベリックが、超難題の大事成し遂げるべく教官となり、Best of Bestの訓練生たちに訓練をする。
束縛された過去の記憶。様々な想いが織りなすエモーショナルで胸熱なドラマ。
満を持して映像となった戦闘機のスカイアクションもド級の映画です。

 

続きを読む

オンライン制作音楽『花火』- 奥野涼BAND -

 

2020年の夏。
窓の中から見上げたプリズムめいた太陽と
レース越しのフィルタをかけた青い空

疲弊の産物に嫌気がさした夏の終り。
彼らが花火を打ち上げた。
春の「」に続くオンライン制作音楽
奥野涼BAND「花火

続きを読む

Dramaticな夜 -奥野涼オンラインライブ-

奥野涼オンラインライブ

奥野涼というアーティストが居る。*記事中敬称略
奈良県出身の4人組バンドKIDS(キッズ)でメジャーデビューを果たし、2015年に解散。現在は、シンガーソングライター奥野涼として、そして最近は、奥野涼BANDとして作詞作曲&Guitar & Vocalバンド編成で活動されている。
ハイトーンなハスキーボイスを活かし、女性アーティスト達ともコラボしたり、いつも「何か」を追い続けているアーティスト。
もっともっと、この奥野涼というアーティストについて深堀したいけれど、今日は、 彼の2020年5月9日のオンラインライブの事を書こうと思う。
あくまで、個人的な感想として。

ご存じの通り、得体のしれないウイルスに対し、今、誰一人、強烈なカメハメ波を打てる者はいない。悲しい事だけど、それが現実。
ただ、Social Distanceが必要ということは判っていて。その影響もあって、日本、いや世界中では人が密集する「ライブコンサート」は自粛。
彼、奥野涼も世のアーティスト達と同じく、その波をもろに受けた。
丁度、2020年4月6日、BIG CATでの「奥野涼BAND」としては初のワンマンコンサートを控えていた矢先のこと。
未だ緊急事態宣言が出される前、そう、世の流れというよりも、奥野涼自身の判断でコンサートは延期。きっと彼もメンバーも、落胆したに違いない。

ただ。However. But.である。
混沌とした今の状況になる以前から、彼自身、常々、今の音楽配信の在り方や「エンターテインメントとは?」を模索していると話していた。
だから、現在、我も我もとアーティスト達がこぞって使い始めた動画配信アプリも、彼はすでに駆使して配信を始めていた。
なので、有難いことに自粛要請の波にのまれながらも、彼の音は鳴りやまず、ちゃんとファンに届いている。(ワタシにも。)

限られた中で限られたことをしても面白くない。
”限られた”と誰が決めたのかい?狭ければ広げればいい。それだけの事。
彼を見てて何時も感じるのは、そんな感じ。先日の『』がまさしくそれ。

その彼から、twitterを通して「オンラインライブをする」と告知されたのが2020年5月2日だった。

オンラインライブなんて、もはや目新しくもないと思うだろうが、
1つのアルバムをオールフルでライブをするとなると、話は別だ。

ギタボの息子曰く

「アコギだけの曲ならまだしも、自分で作った曲だでも、音(ライン)は耳にちゃんと残ってはいても、鍵盤やその他のパートやコーラスが乗っかった時点で、音は変わる。だから、急に弾けと言われても、鼻歌で歌える程度にしか弾けないんだよ。それを魅せれるというのは凄い事なんだよ。」

と教えてくれた。(なるほど。パーカッションバカのワタシは、そこまで考えていなかったかもです。)

1本のアコギで弾くには、フレーズを編曲しなおすことにもなる。
それをフルで歌うとなると、キーを調節する必要もあるだろう。
ハモは?鍵盤は?リズム隊のFillは?
プロのシンガーソングライターとして半端な配信は出来ないだろうし。

加えて、彼、奥野涼が今回、Allフルでライブすると言ったアルバム
「Kiss is dramatic sound」
は、彼のファンの中では神盤と呼ばれるアルバム。弾き語りではなくバンド形態で、さらにFeaturingもある。
それこそ、ファンの心の中では、曲を聞いて、個々にイメージ膨らませていることだろうし、思い出もあるだろう。音楽は、その人の人生に何かしら関影響を与えているので。

・・・考えるとこちらが怖くなってきた。(ワタシが勝手に、です。)
アルバムの曲を丸々オールフルで、それも1本のアコギで弾くって事自体、大胆不敵なことなのに。

オンラインライブ当日。
告知からたったの1週間という、短時間でやってのけた天才が
リモートで繋いだ四角いPCのモニターの中に居た。

とにかく彼は嬉しそうだった。
いつもはシャイで天邪鬼な奥野涼が、とても楽しそうなのだ。

時折リスナーに音量を確認したり、チューニングしたり。
音が変わる。アルバムの中の曲がフェイクされたり、キーが変わったりして
新しい音となって流れてくる。
歌詞の一つ一つがイヤホンを通して音符に乗って入ってくる。

オンラインならではのコメント打ち込み call and Response もあり。
生ライブでは、口にすることはないツッコミの文字も流れる。
それを読んで笑いあう。微笑ましく、優しい時間が流れていく。

拍手喝采の夜。
本当に「Dramatic な夜」だった。

「Kiss is dramatic sound 」の1曲1曲については、それぞれで感じて欲しいアルバムなので。感想は此処には書かずにおこうかなと思う。
なので、タイトルだけセトリとして残しておこう。

1.kiss is dramatic sound
2.Birth
3.アンチテーゼ
4.aglio olio
5.僕の日曜日は月曜日
6.トキスデニオシシ
7.ミサイル
8.告白(OVA)
9.日々、辛くても
10.ラストソング
(全10曲)
*アルバム「Kiss is dramatic sound」->  OKUNO RYO NET SHOP 

オンラインライブについては、ワタシなりに少し思うところがあるので、
それは、また次回。

オンラインライブアーカイブはこちら-> ツイキャスおっくんとキチ
 
*5/16にも、開催予定だそうですよ。

奥野涼さんのHP : https://www.ryo-okuno.com/
奥野涼さんのTwitter@kidsvogt
奥野涼BANDは奥野涼さんのTwitterから。
今回のnoteの画像は、奥野涼さんのHPからお借りしました。
 photo by noriko Kageki @norikophoto424


最後まで読んで下さってありがとう。
Thank you for reading my page.
Puka (Katharine)

Post date: 2020年10月1日

ばるぼら

ばるぼら


ワタシは映画が好きです。映画館に行くとワクワクします。
そりゃ、ハッピーエンドが良いですが、大円団でなくても、楽しみます。
バッドエンドの時は、最後泣きながら帰ります。それはそれで良いんです。
漫画も好きです。(そういえば、漫画家になりたくてGペン買ったなあ。)
そして、音楽はワタシにとっては無くてはならないもので、少々嗜みます。

そんなワタシの、ばるぼらを観た感想。

- もったいない。-

*この映画に高評価を付けた皆様、怒らないでくださいね。
 あくまで私的感想でございますゆえ。。

役者は十分すぎる程、そろってる。*キャストはこちら

原作は、あの手塚治虫先生の「ばるぼら」。
若い時に読み、その頃のワタシの人生経験では奥が深すぎた。
リボンの騎士」「ジャングル大帝」で育った昭和世代なので、
尚更、ショックだった。(良い意味で)

撮影は、CHRISTOPHER DOYLE
回顧的で美しい映像は、彼だからこそ、だ。
(オンディーヌ 海辺の恋人も彼でしたね。)
光も影も、色も秀逸。日本人でないと手塚ワールドは撮れない
と思っている人がいるなら、それはアウトぉ!だわ。

ただ、なんかね・・・観終わった後、残念な気分になってしまったのよ。
良い俳優陣だけに、良い原作だけに、良い撮影監督なだけに。

- もったいない。-


これは映画じゃない、って、、
Richな高尚な趣味を持つであろう映像芸術家が作った映像。
流れる音楽も、素晴らしいのだけど、とても諄いし。
薄い。必要な描写を端折りすぎて、不要なトッピングが多すぎる。
ある意味、映画は観る側に委ねるものだけれど、これでは、委ね過ぎ。

手塚眞監督は、我々に何を見せたかっただろう。
原作知らずに見た人は、どう感じたのだろう。
100分では、時間が足りなかったのかもしれない。

 

主演の小説家・美倉洋介を演じたのは、稲垣吾郎さん。
先日、レビューを書いた「十三人の刺客」の松平斉韶を演じた、あの稲垣君だ。

puka-puka.hatenablog.com


彼は、本当に良い役者になったなあと思う。
ただ、今回は、手塚眞監督の思った美倉洋介を演じさせられてしまった。
愛欲に溺れた美しい、手塚眞監督の美倉。
ばるぼらをみる視線も生々しく表情が良い。堕ちていく様も、うまい。
稲垣君だからこその演技。
でもね、
手塚治虫先生の美倉は、もっと退廃的で狂気でなくてはだめな気がするの。
切羽詰まって悪魔に魂を売るぐらいの。それを監督が演出できていない。
人間の奥深いところにある黒さ、臭いが感じられない。

W主演のミューズ「ばるぼら」を演じたのは、二階堂ふみさん。
映画を観に行く前は、PVでの彼女の肌が美しすぎると思ったの。
確かに、最初、オープニングから数分は、違和感を感じた。
だって、もっと、ジャンキーで肌がささくれた感がないとね。
でも中盤から、それは良い意味で覆された。
なんちゅう、目つきが出来る子なんだろうって。
男性を虜にするミューズ「ばるぼら」。
くるくると変わる表情も、魅力的でとても良いんですよね。
脱ぎっぷりも、あっぱれで。
この先、良い作品に出合えますように、と願わずにいられない。

助演のキャストにも、スピンオフっていうのかな、ほんのもう少しスポットを当てて欲しかった。
甲斐加奈子や、里見志賀子。四谷弘行との絡みも、もっと嫉妬心があって然るべきだし。
あ、ムネーモシュネーには、唖然&絶句した・・。(渡辺えりさんの眼力!これは必見。見終わった夜は、夢でうなされます、はい。)

映画館で映像を楽しむには良い映画だと思います。
今から観に行かれる方は、少しあらすじや、原作を読んでから
観に行かれることをお勧めします。
なお、本映画はR15+指定ですので、ご注意を。

【映画ばるぼら公式ホームページ
        Tezuka's Barbara(English)
        *なぜかBARBARAと書いて”ばるぼら”と読む。
【漫画ばるぼら手塚治虫OFFICIAL

最後まで読んで下さってありがとう。
Thank you for reading my page.
Puka (Katharine)

post-date 2020年11月28日

あぁ、結婚生活

あぁ、結婚生活



「隣に眠る伴侶の心の中、本当に分かりますか」

皮肉たっぷりのキャッチコピー。

この映画、
身に覚えのある殿方たちが見たらヒヤリとさせられることでしょう。
今のご時世、ご婦人たちの方が・・・かもしれませんが。

日本では2008年公開の映画。
とにかく、酸いも甘いも経験済みの大人たちの駆け引き・画策。
放つ台詞も粋なこと。。。
映画館でフッと笑みを浮かべずには、いられませんでした。

「他人の不幸の上に幸せを築いても、良心が痛むだけだ」

5代目ジェームスボンドこと、ピアース・ブロスナン扮する
リチャードのキザな台詞。どーよ?(笑)

知らないこと、知らせないことが幸せ
と。
愛は冷めるもの、結婚生活はこんなものだ
と。

知らぬが花の人間模様なり。

はい、墓場まで持っていきましょ・・・それが宜しいかと存じます。

脚本としては面白い題材ですが、
上品がゆえに皮肉も毒気もサラリとし過ぎてまして
もう少し、ハラハラドキドキさせてもらえたなら
ラストまでワクワク楽しかったかもしれません。

オープニングの絵柄、素敵です。
曲も衣装も、とにかくお洒落な映画でした。

キャストも渋いの。
クリス・クーパーピアース・ブロスナン
パトリシア・クラークソン 

中でも、若くて、べっぴんさんの未亡人を演じた
レイチェル・マクアダムス
ブロンドの髪に可愛いエクボ。ホッとさせられるのは何故かしらね。

あ、言い忘れないうちに・・・本作品の鑑賞前の注意事項。

ご夫婦一緒での鑑賞は
おやめになるが、賢明かと存じます。

はい。

【公式HP】MARRIED LIFE 


最後まで読んで下さってありがとう。
Thank you for reading my page.
Puka (Katharine)

post-date: 2019年9月25日