Puka

映画や音楽など。思うところ思うまままに。

てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~

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こども達に 上等の海を見せてやりたいわけよ・・・」
 
美しいサンゴ礁広がる
碧い海を望む夢
 
-夢を追う-
 
知識もない
お金もない
 
あるのは、
たった一人の海人の
人一倍の情熱のみ。
 
情熱は、浸染。
交わる人を引き込み
そして
ココロ動かす。
 
知識あり過ぎる人は、「無知」とののしり、
打算深き人は、私利私欲のため、言葉を変える。
 
ただ、
彼を愛する人たちは、
彼の信じた道を共に信じ
彼を思い
彼に手を差し伸べる。
彼の知らぬところで
彼の夢のために。
 
この映画は、
一心に海を愛する海人のフィクションであるだけでなく、
家族と仲間の愛情がいっぱい溢れています。
 
そして
人間の浅ましさや、弱さ、狡さも
美しい映像に織り合わせて見せてくれます。
 
昔を懐かしみ、
今のままじゃ駄目だよと、
わかっているのに何も動かずにいる人間が
イコール
とても美しく見えるのに死んでしまった白い珊瑚に似ている気がしました。
 
主人公 金城健司を演じるのは
ナインティーンナインの 岡村君。
彼をイメージして脚本が作られたということ、納得です。
 
お母ちゃん(妻)由莉を演じるのは、
大好きな松雪泰子さん。
あの、『フラガール』の時と同様のきっぷの良さと強さが
この映画の終盤演じておられて♪
 
で。
なんといっても
原田美枝子さんですよ!
『恋は緑の風の中』の頃は、美しい少女で、
最近のワタシのイメージは色香ただよう艶女
・・・だったんですが
沖縄出身でしたっけ???ってほどで、
わかいおばあを好演して居られて、
しぐさも、方言もホント素晴らしかったです。
(あ。余談ですが、金城健司と由莉との結婚式での彼女の美しさは際立ってました♪)
 
映像
スクリーン一面に映し出される
碧い海
泳ぐ熱帯魚
そして
珊瑚の・・・・あのシーンは
映画館に居ながら
G.W、沖縄へ行ったような気分にさせてくれました。
 
 
 
「夢は、まだ、はじまったばかりなわけよ」
 
 
この映画で
終始
喜んで泣き
笑って泣き
悲しくて泣き
悔しくて泣き
嬉しくて泣き
お化粧が落ちて大変でした^^;
 
ひさしぶりに長いレビューを書いちゃいました(汗
最後まで読んでくださって、ありがとうです